だいやめ

明治元年創業,150年続く濱田酒造さんが2018年に打ち出した芋焼酎「だいやめ~DAIYAME~」

芋焼酎とは思えないライチのような香りが漂う新感覚のお酒,普段焼酎が苦手という方にもオススメです.

是非お試しを.

どんなお酒?

以前,鹿児島旅行に行った時に居酒屋で見かけて初めていただいたお酒. 店員さんに「フルーティな香りがしますよ」と紹介してもらっていましたが,飲んでみてビックリ. 想像以上に「ライチのような香り」でした.私もただのお酒好きの一般人なのであまり当てになりませんが,こんな香りがする焼酎は他には思いつかないです.

なぜこのお酒がそんなにも「ライチのような香り」がする焼酎なのかというと, 原料はさつま芋と米麹だけなので普通の焼酎と変わりません. しかし,濱田酒造さんが独自の技術で作り出した「香熟芋」に秘密があるそうです. なんでも,細心の注意を払って熟成させたさつま芋から,ライチを思わせる香りを引き出すことに成功したのだとか.

ちなみに,「だいやめ」という名前の由来ですが,以下が公式HPからの抜粋です.

「だいやめ」とは、『晩酌して疲れを癒す』という意味を表す鹿児島の方言。 家族や友人と晩酌しながら、一日を無事に過ごせたことに感謝し、 リフレッシュして明日を迎える伝統的な食習慣です。 その素晴らしい生活文化を、幅広い飲み方で気軽に味わえる本格焼酎を通じて、 世代や性別、国籍を超えて多くの人々に伝えていきたい。 そんな思いから、商品名を「だいやめ」といたしました。

なんとも焼酎造りが活発な鹿児島らしい,素敵な名前だと思います.

2018年に発売された「だいやめ」ですが,世界的なコンペティションで受賞されており,注目を集めている銘柄です.

・IWSC2019 SHOCHU部門 最高賞

・ISC2020 SHOCHU部門 ダブルゴールド賞

  ※IWSC,ISCのいずれも世界三大酒類コンテストの一つ

IWSC2019では70銘柄を超えるエントリーがあり,その中でNo.1を獲得しているのは本当にすごいと思います,

感想

ボトルを開けた瞬間から,とても焼酎とは思えないフルーティな香りが漂います.

まずはコップにそのまま注ぎ,公式でオススメされているハイボールを試してみます. だいたい焼酎と炭酸を1:3で割りました.

炭酸で割ってもその香りは健在で,口に入れた瞬間に甘い香りが鼻から抜けていきます. 後味はクセがないスッキリした味ですね,それほど芋感はあまり強くありません. キレのあるシャープな味わいなので,揚げ物やスパイシーな食べ物といった味が濃いものにもよく合いそうです.

ロックではよりそのライチなような香りをダイレクトに味わうことができます. 前述の通り,それほど芋感があまり強くないため,普段芋焼酎が苦手な方でも飲みやすいお酒だと思います.

ちなみに,お湯割だとより匂いが立つのではないかと試してみましたが,思惑とは逆に香りが控えめになってしまいました. 正直,個人的にはうーんと行った感じです.

私はまだ試していませんが,フルーティな香りと癖のない味わいからカクテルにもオススメできそうです. いつかトライしてみたいですね.

お酒のお供

ライチのような香りと癖のない味わいから,食中にハイボールでグイグイ飲むのがオススメのお酒です. 揚げ物やスパイシーな料理との相性が特に良さそうですが,基本的になんにでも合うお酒ですね.

最近お気に入りの鯖カレー煮の缶詰とも相性抜群でした. しっかりした身の鯖と魚のダシが効いたカレーをハイボールで流し込む,大満足の晩酌でした.

最後に

以上が「だいやめ~DAIYAME~」のご紹介となります.

芋焼酎とは思えないフルーティな香りから,普段,芋焼酎が飲み慣れていない方にもオススメできるお酒です.

一方で,重厚ないわゆる芋焼酎を求めている方には少し物足りないかもしれませんね. ただ,一つの新しいお酒として試してみて欲しい一本です.

最後になりますが,お酒の楽しみ方の裾野を広げてくれるであろう「だいやめ」を作り出した濱田酒造さんの企業努力,本当にすごいと思います. これからも,どんどん新しいお酒が生まれると思うと楽しみです.

それでは皆さん本日も,乾杯!